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『ロシア史研究』
111号目次
2024/4/4
No. 111 2023年12月
[論文]
石本雅之 ロシア帝国の対アルメニア・カトリック政策の形成過程
―コーカサス総督府/民政府とアルメニア教会の役割に着目して(一八七八-一九〇九)
井竿富雄 琿春事件・間島出兵被害者に対する救恤
上垣彰 レンド・リースとソ連戦時経済
―戦況との関連を焦点に
立石洋子 競合する歴史解釈と分裂する社会
―現代ロシアの記念碑論争と自国史像をめぐる対立
[2022年度ロシア史研究会大会について]
プログラム
宇山智彦 共通論題A「ロシアとウクライナ」
半谷史郎 共通論題B「戦争の時代の再来と歴史像の再構築」
兎内勇津流 パネル「シベリア出兵を見直す」
青島陽子 パネル「帝政末期の境界地域における帝国と大衆」
長縄宣博 ミニパネル "Russia's Islamic Modernism Reconsidered"
[書評論文]
広岡直子 Mie Nakachi 著 Replacing the Dead: The Politics of Reproduction in the Postwar Soviet Union
[書評]
富樫耕介 生田美智子 著『満洲からシベリア抑留へ─女性たちの日ソ戦争』
富田武 長谷川毅 著『暗闘―スターリン、トルーマンと日本降伏』
金山浩司 市田浩 著『ソ連核開発全史』
[書評への応答]
林忠行 エドワルド・バールィシェフ氏と天野尚樹氏の書評へのリプライ
編集後記
110号目次
2023/6/30
No. 110 2023年6月
[論文]
宮崎千穂 タシケント市におけるロシア帝国の梅毒・VDをめぐる医療警察的監督
―軍隊・非感染証明・接触者調査
イゴリ・サヴェリエフ 二〇世紀初頭の中国東北地方における鉄道建設と人の移動
―ウスリー鉄道と中東鉄道の活動を中心に
兎内勇津流 沿海州ゼムストヴォ参事会臨時政府(一九二〇年)試論
―シベリア出兵ともう一つの緩衝国
ヤロスラブ・シュラトフ サハリン問題をめぐる日ソ協議
―国交正常化の準備段階(一九二二~二三年)
[2021年度ロシア史研究会大会について]
プログラム
長縄宣博 共通論題A「ソ連解体三〇年」
長縄宣博 共通論題B“Russia and the Middle East”
兎内勇津流 パネルA「シベリア出兵―その内外への波及」
巽由樹子 パネルB「昭和のロシア―戦後の日ソ文化外交の歴史的分析に向けて」
[書評]
中谷昌弘 鶴見太郎 著『イスラエルの起源─ロシア・ユダヤ人が作った国』
高橋沙奈美 本田晃子 著『都市を上映せよ―ソ連映画が築いたスターリニズムの建築空間』
宗野ふもと 帯谷知可 著『ヴェールのなかのモダニティ
―ポスト社会主義国ウズベキスタンの経験』
中村裕 マルレーヌ・ラリュエル 著『ファシズムとロシア』
佐藤正則 貝澤哉・杉浦秀一・下里俊行 著『〈超越性〉と〈生〉との接続
―近現代ロシア思想史の批判的再構築に向けて』
長縄光男 イーゴリ・エヴラームピエフ 著『ロシア哲学史─〈絶対者〉と〈人格の生〉の相克』
編集後記
109号目次
2022/12/22
No. 109 2022年11月
[論文]
梶さやか 一九世紀後半における一八六三 ─ 六四年ポーランド一月蜂起の影響と記憶
─ ロシア帝国北西部地域を中心に
李優大 法多元性とトランスナショナリズムにいかに対処するか
─ カピチュレーション撤廃後の一九二〇年代ソ連・イラン関係
半谷史郎 一九六一年のソ連製ポリオ生ワクチンの緊急輸入
[追悼]
奥田央 追悼 荒田洋先生
[書評]
川喜田敦子 鈴木健夫 著『ロシアドイツ人─ 移動を強いられた苦難の歴史』
山本健三 Darius Staliūnas and Yoko Aoshima, (eds.)The Tsar, the Empire, and the Nation:
Dilemmas of Nationalization in Russia’sWestern Borderlands, 1905–1915
エドワルド・バールィシェフ 林忠行 著『チェコスロヴァキア軍団─ ある義勇軍をめぐる世界史』
編集後記
108号目次
2022/6/13
No. 108 2022年5月
[論文]
エドワルド・バールィシェフ 極東滞在期のコルチャーク提督とロシア内戦・対露軍事干渉の展開
(一九一七年一一月~一九一八年九月)
青島陽子 帝政末期ロシア(一九〇四末-一九一〇年)における国民教育大臣の非ロシア人政策観
─西部境界地域を中心に
[2020年度ロシア史研究会大会について]
プログラム
左近幸村・長縄宣博 共通論題A「第二世界の東と西」
左近幸村・長縄宣博 共通論題B「ロシアとポーランド」
富田武 パネルA「日ソ戦争──研究の新視点と新資料」
兎内勇津流 パネルB「シベリア出兵を見直す──人々の対応を通じて」
[書評]
池田嘉郎 塩川伸明 著『歴史の中のロシア革命とソ連』
左近幸村 竹中浩 著『模索するロシア帝国──大いなる非西欧国家の一九世紀末』
髙橋亮一 左近幸村 著『海のロシア史──ユーラシア帝国の海運と世界経済』
編集後記
107号目次
2021/12/19
No. 107 2021年11月
[論文]
下里俊行 1860年代のロシアにおける進化論争
─「身体」観の分析を中心に
高橋沙奈美 皇帝が捧げた命
─在外ロシア正教会におけるニコライ二世崇敬と列聖
[史料紹介]
巽由樹子 サミュエル・スマイルズ『自助論』ロシア語版
─史料としての翻訳書について
[書評]
青木雅浩 寺山恭輔 編『スターリンの極東政策─公文書資料による東北アジア史再考』
加藤陽子 富田武 著『日ソ戦争 1945年8月──棄てられた兵士と居留民』
編集後記
106号目次
2021/12/19
No. 106 2021年6月
[論文]
奥田 央 森林とロシア革命
浜田華練 「異端」、「正統」、そして「教会合同」
─19世紀ロシアにおけるアルメニア教会をめぐる言説
畔栁千明 ロシア在北京宗教使節団におけるキリスト教伝道の変容
─アルバジン学校小史(1822-63)
[2019年度ロシア史研究会大会について]
プログラム
池田嘉郎 共通論題A「帝政期ロシアの都市と公共」
池田嘉郎 共通論題B「ペレストロイカ期のロシア史研究再考」
兎内勇津流 パネル「シベリア出兵と国際環境」
[論文]
宮崎千穂 〈マラズ〉からロシア帝国の〈梅毒〉へ
─19世紀後半の中央アジアの風土性梅毒への医療実践と統計学・地誌学・民族誌学
[書評]
宇山智彦 熊倉潤 著『民族自決と民族団結―ソ連と中国の民族エリート』
富田 武 立石洋子 著『スターリン時代の記憶─ソ連解体後ロシアの歴史認識論争』
編集後記