研究会「ロシア帝国における出版メディアとネットワーク」
ワークショップ
近代化の時代における宗教、教育、リテラシイ
Religion, Education, and Literacy in the Age of Modernization
19 世紀後半-20 世紀初頭の出版メディアをめぐっては、黙読や小説の普及など、「近代読者」の世俗性にしばしば焦点があてられる。 だが近年の研究は、リテラシイ普及の背景をなした教育に、信仰が大きな影響を及ぼしていたことを示唆している。本ワークショップは、ロシアのイスラームおよび正教、フランスのカトリック、中国のプロテスタントを事例に、その様相を比較考察することを狙いとする。
日時:2017 年 9 月 18 日(月・祝) 13:30-17:00
会場:東京大学駒場Iキャンパス 2 号館 3 階 308 号室
※土日祝日は正面玄関の自動ドアは施錠されています。開始 10 分前から担当者をドア付近に待機させます。開始後は壁にかかっている内線電話から「46507」に電話をかけてください。
使用言語:英語、日本語;予約不要
≪報告者≫
前田更子(明治大学)
「信仰とライシテとともに--20 世紀前半フランスの女性教師たち」
“With Faith and “Laïcité" : Women Teachers in the First Half of 20th-Century France”
巽由樹子(東京外国語大学)
「19 世紀後半ロシアにおける宗教とメディア-正教ジャーナリスト A. ポポヴィツキーの事例から」
“Religion and Media in Late 19th-Century Russia: A Case Study of an Orthodox Journalist A. Popovitsky”
Danielle Ross (Utah State University)
“Secularization or Religious Revival: Reconsidering Muslim Education Reform in 19th and early 20th-century Russia”
≪コメンテーター≫長縄宣博(北海道大学) / 倉田明子(東京外国語大学)
≪司会≫鶴見太郎(東京大学)
問い合わせ:tatsumi<あっと>tufs.ac.jp(巽)
共催:基盤研究(B)「ロシア・ウクライナ・ベラルーシの文学と社会に関する跨橋的研究」(代表:沼野恭子)
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